在宅勤務も長く続き、今までビデオ会議は音質と安定性を重視してマイク付きイヤホンを使ってきた。
自分が使っていたのは耳掛けが出来て、サイズが小さいFinal E2000C。
耳掛けができるとカメラに写ったときにケーブルがキレイに隠れるため、見栄えが良い。
(テレビの番組でも出演者はモニターイヤホンは耳掛けになっている)
英語でのオンライン会議がほぼ毎日ある中で、重めのミーティングが続くと夜にはグッタリすることが多く、この原因を考えると以下の理由にたどり着いた。
- イヤホンだと小さい音やノイズまで拾ってしまい脳が疲れる
- そもそも相手の環境の英語が聞き取りづらいとそれだけでもヒアリングに集中となってしまい長時間は疲れる
- 耳にイヤホンついたまま話すと自分の声や外部の音が入ってこず、密室にいるような形になってしまうリラックスしづらい
- PCと有線接続のため移動できず、椅子に座りっぱなしになってしまう
そこで以前仕事で使っていたスピーカーフォンを在宅環境にも導入しようと考えることにした。
スピーカーフォンのメリット
- 話す声をキレイに拾って、届けてくれる
- 在宅勤務ではあまりないが、4名ぐらいが同席するミーティングでもちゃんと各自の音を把握可能
- 相手の話す声もスピーカー経由でキレイに聞こえるのでイヤホンよりリラックス可能
- ミュートボタンなどがあり手元で簡単に操作できる
自分は出張時にJabra 410や510を使う事が多く、非常に安定してリモートミーティングが出来ていた。
個人宅で使うとしたら今だと比較検討するのは主に以下の3つではないだろうか。
・Jabra 510
・eMeet Luna
・Anker Powerconf
これら3つが実売1万円〜1.5万円ぐらいで有力候補になりそう。
- USB有線とBluetoothどちらでも接続可能(PCに加えスマホでも利用可)
- バッテリー内蔵(出張など外出時でも使える)
- ノイズキャンセルやエコーキャンセル機能、複数人認識可能なマイクなどオンライン会議に適した機能搭載
その中で、2020年6月に新発売されたeMeet Lunaに搭載されるVoice IAによるノイズリダクション機能がかなり使えそう。
キーボードを打つ音やマウスのクリック音、少し離れた部屋の生活音(テレビや掃除機の音など)がかなり消えるらしく自宅で使うにはピッタリ。
基本機能も悪くなく、Anker Powerconfのように重すぎない重量も持ち運びには便利。
最近はGoogle MeetやZoomなどのソフトウェア側でノイズリダクションしてくれる機能もあるが、HW側で実装しているのは面白そう。
このコロナ禍でWebカメラが品切れしていた時にやたらと広告出ていた中国・深センのハードウェアスタートアップ企業であるeMeet、どちらかというと音声デバイスの方が本流らしい。
eMeetホームページ
http://emeet.ai/index.html
何より今(2020年9月30日現在)はAmazonで20%オフのクーポンが使え約8,800円と、他社の2/3〜1/2と値段も安いため試してみることにした。
↓値段がかなり変動する様なので、Keepaで価格を確認するのをオススメ。画像は2020年1月12日時。
最安値のタイムセールになっていなくても、定期的にクーポンが提供されており、実際の価格は9,000円前後になっているケースが多そう。
eMeet Lunaレビュー
到着。箱やパッケージのデザインはAnkerっぽくシンプルで爽やか。
本体に加え、USBや3.5mmオーディオケーブル、BluetoothがついていないPCと接続するUSBドングルが付属。
電源ボタン長押しでスイッチオン。音量はブルーのLEDで表示される。
通話中(Voice IAオフ時)。緑色のLEDが光る。
通話中(Voice IAオン時)。一番左のVoice IAボタンを押すと音声で「Voice IA on」と音声案内があり、その後中央のLED以外が紫色になり、Voice IAがオンで通話中というのが分かる。
ちなみにミュートするとすべてのLEDが赤になり、視覚的に一発で見分けがつくので分かりやすい。
自分の環境では仕事テーブルの少し奥(といっても椅子から50cmぐらい離れたところ)に設置した外部ディスプレイの下にeMeet Lunaをセットして利用しているが、マイクも感度良好、スピーカー音量も過不足ない。
何より予想以上に会話の音がキレイに聞こえるため、英語の聞き取りや会話がスムーズ。
流石にミーティング先の相手のマイクが悪いとどうにもならないが、悪い音をイヤホンで聞き続けるとそれだけでノイズが多く疲れてしまうので、スピーカーフォンにすることで頭と体への負担が楽になった。
オンライン会議ソフトとの連携は?
自分の手元ではまだGoogle Meetのみしか試せていないが、eMeet Lunaの音量コントロールを押すとPC側の音量と連携している。
一方、ミュートにした時はeMeet LunaとGoogle Meetのソフトウェア側では連携せず、それぞれハードウェアでミュート(なのでGoogle Meetの画面上ではマイクオンになっている)、ソフトウェアでミュート(Google Meet上はマイクオフだが、eMeet Lunaのマイクはオン)と独立した形となる。
ちゃんと理解していれば大丈夫だが、慣れないうちはマイクオフになっていないのにうっかり変な事を言わないよう要注意。
オンライン会議が多いならスピーカーフォンを導入しよう
利用はじめてからしばらく立つが、既に手放せない道具の一つになりつつある。
正直、中華デバイスなのでイマイチかな、と思っていたら以前に使っていたJabraと遜色ない出来で使いやすく、しかも値段も安いということで個人宅で使うのにピッタリなスピーカーフォンだと思う。
色はグレーと、追加で新発売されたブラックの2色が選べ、値段は変わらない。
eMeet Lunaの定価である11,000円となると、予算的にAnkerやJabraも検討に入ってくるので各自の利用方法に応じて選べば良いと思うが、現在はどちらも20%オフクーポンが利用可能で約8,800円で購入できるので、買うなら早い方が良い。
※2020/10/13追記
Amazonプライムデーのセール対象で30%オフの7,699円に!
※2020/9/30追記
ちょっと調べてたらクーポンコード「V9PPNGOU」を使うと更に追加で10%オフ、計30%オフの7,699円で購入できることが判明!
AmazonマーケットプレイスのeMeetオフィシャルから購入が条件。このクーポン追加は10/2まで有効の様子。
英語会議でのやり取りが増えたり、メモや議事録作成で手元でタイピングするたびに音が気になる、でもいちいちアプリ側でミュートボタン押すのが面倒な人は、eMeet LunaのVoice IAによるノイズリダクションは使って見る価値あり。
普通のスピーカーフォンとしても手頃な値段で使えるアイテムとしておすすめ!